初正月のお祝いに『破魔弓飾り』★『羽子板飾り』♪
こんにちは!
秀光人形工房のウチノです
さあ12月が目の前ですね
様々なイベントの準備をお考え中の方も多いのではないでしょうか?
クリスマスも楽しみですが、お正月もそろそろかな〜という方々の中には
お子様の初正月をお祝いする『破魔弓飾り』『羽子板飾り』をご用意する方もいらっしゃるはず…
『うちの子の物とお友達の物、ここが違うけどいったい何が違うの?』
『今度親戚に贈りたいんだけど、どうやって選べばいいの?』
『羽子板飾りは右向きと左向きで違いはあるの?』
『破魔弓飾りの羽根の部分の色の違いは?』
…などなど、思う事はありませんか
そんな疑問も秀光人形工房にお任せ下さい!
スッキリ解消の豆知識を教えちゃいます
まずは破魔弓飾りから
≪破魔弓の羽について≫
様々な邪気から、身を守る為の特別な力が備わっていると考えられていた弓矢。
江戸時代から豪華な装飾を施した物が飾られるようになり、
男の子の健やかな成長を祈願した縁起物として、
武家をはじめとして町人の間にも初正月に飾る習慣が、時を経て現在に続いています。
特に矢の部分に使用する羽は、見た目のイメージを左右する、大事な部品の一つです。
現在の破魔弓飾りに使用されている代表的な羽根の種類と特徴をまとめてみました。
●ハチクマ
ワシタカ目ワシタカ科
翼長30〜35cmに達する
体色は雌雄同色で背面は暗い灰色、下面は白く暗色の細い横帯がある
ヨーロッパ、アジア、北アメリカに広く分布し、日本全土の山林でもみられるが数は少ない
古くから鷹狩に用いられている
●白鷹
タカ目の鳥のうちの小・中型の一群の総称
古来より珍重されていて鷹狩などにも使われた
色彩は主に暗褐色。種類や体の部位によって色合いが異なるが
主に使われるのは羽根の白い部分である
●金鶏
キジ科の中でも特にきらびやかな種類で、飼い鳥として愛好者も多い
原産は中国の中部、高地に棲息する。雄の尾羽は70cmにもなる
●銀鶏
キジ科に属し、金鶏に似ている。やはり愛好者が多く広く飼われている
原産は中国の西部から南部にかけての地域で高地に棲息する
●尾長鶏
キジ科に属する愛がん用鶏
高知県が原産で江戸時代から愛がん用として品種改良が加えられ、
現在のような長い尾羽をもつようになった
長いものは8mを越すものもある
●雉(きじ)
日本固有の鳥で、雌雄で大きさ、羽色を著しく異にする
平地から低山にかけての草原、疎林に住み、一雄多雌性である
1947年日本学会で国鳥に指定され、昔から多くの人に親しまれている
●七面鳥
北アメリカが原産地
頭部からくびにかけての肉が赤から白までいろいろに変化するので
日本では七面鳥とよんでいる
羽は品種によって青色から赤味のものまである
翼は大きく強い
●フクロウ
フクロウ目フクロウ科
風切羽の周囲には綿毛が生え、大きな翼にも関わらず羽ばたき音を
和らげる効果があり、
そのため羽根が大変柔らかい
矢に用いられるとそれぞれ美しいですね
鶏などの安価な羽に、印刷で模様が出されている物も多いですが、
秀光人形工房は全て天然の美しい羽根を使っているんですよぉ〜
破魔弓飾りを選ぶ時の、一つのポイントにもなりますので、
ぜひ色々な羽根をチェックしてみてくださいね
続いては『羽子板飾り』の豆知識
≪押絵羽子板のポーズや絵柄の意味合いについて≫
羽子板は室町時代に中国から伝わってきたという説があり、
女の子のお正月の遊びとして定着するようになりました。
江戸時代に入りますと、歌舞伎舞踊を題材とした
今主流の「押絵羽子板」が登場し、装飾品として扱われるようになりました。
押絵羽子板の絵柄は、歌舞伎舞踊の名場面を押絵にしたというだけではなく、
江戸っ子独自の思い入れや、ユーモアを含んだ意味を持たせているのです。
代表的なものの歌舞伎舞踊の見どころと絵柄の意味合いをご紹介します
■道成寺
白拍子の花子が、道成寺の鐘供養に来て、寺僧に望まれて釣鐘の前で舞う
はじめは金冠をかぶり中啓をもって荘重に、
あとは笠を持ったり、羯鼓を打つなどして華麗に舞い踊る
絵柄の意味合い⇒『波乱万丈あれども、将来幸せになるように』
■浅妻
浅妻の里の舟女をモデルにした江戸時代の画家、英一蝶の絵を舞踏化したもの
月夜の海に浮かぶ舟の中で鼓を打ちながら美しい白拍子姿で舞う
絵柄の意味合い⇒『情緒豊かに育ち、幸せな日々を送るように』
■汐汲
都に帰っていった在原行平を思い慕う海女の松風
海の水を汲む桶を肩にかけて踊る
絵柄の意味合い⇒『幸せを汲み、良き縁を作るように』
■藤娘
一面に咲き誇る藤の花、その精かと思われるような美しい娘が、藤の小枝をかざしながら姿をあらわす
やがて恋心のさまざまを踊りつづける
絵柄の意味合い⇒『行儀のよい子になり、良縁に恵まれるように』
■まり飾り
女の子の初正月を祝う羽子板に添えられる錦糸で彩られた飾り鞠は、
ただ華やかさを増すためではなく、
『丸く健やかに美しく育つように』という意味合いの願いが込められている
それぞれ顔や体の向きが違いますが、右左に特に意味はなく、
歌舞伎のワンシーンを表現しているので、言うなれば踊りの「決めポーズ」なんです
役者さんによっては左向きでポーズ、または右向きでポーズ
このような理由で向きが違うものが作られているのです!
職人が心を込めて作り上げている『破魔弓飾り』『羽子板飾り』。
パーツや色合いによって、それぞれの個性がありますね。
いくつか覚えておくと選び易くなると思いますので
少しでもご参考になれば嬉しいです
ひとつひとつ見比べていただいて、
お気に入りのお品物が見つかりますように
秀光人形工房のウチノです
さあ12月が目の前ですね
様々なイベントの準備をお考え中の方も多いのではないでしょうか?
クリスマスも楽しみですが、お正月もそろそろかな〜という方々の中には
お子様の初正月をお祝いする『破魔弓飾り』『羽子板飾り』をご用意する方もいらっしゃるはず…
『うちの子の物とお友達の物、ここが違うけどいったい何が違うの?』
『今度親戚に贈りたいんだけど、どうやって選べばいいの?』
『羽子板飾りは右向きと左向きで違いはあるの?』
『破魔弓飾りの羽根の部分の色の違いは?』
…などなど、思う事はありませんか
そんな疑問も秀光人形工房にお任せ下さい!
スッキリ解消の豆知識を教えちゃいます
まずは破魔弓飾りから
≪破魔弓の羽について≫
様々な邪気から、身を守る為の特別な力が備わっていると考えられていた弓矢。
江戸時代から豪華な装飾を施した物が飾られるようになり、
男の子の健やかな成長を祈願した縁起物として、
武家をはじめとして町人の間にも初正月に飾る習慣が、時を経て現在に続いています。
特に矢の部分に使用する羽は、見た目のイメージを左右する、大事な部品の一つです。
現在の破魔弓飾りに使用されている代表的な羽根の種類と特徴をまとめてみました。
●ハチクマ
ワシタカ目ワシタカ科
翼長30〜35cmに達する
体色は雌雄同色で背面は暗い灰色、下面は白く暗色の細い横帯がある
ヨーロッパ、アジア、北アメリカに広く分布し、日本全土の山林でもみられるが数は少ない
古くから鷹狩に用いられている
●白鷹
タカ目の鳥のうちの小・中型の一群の総称
古来より珍重されていて鷹狩などにも使われた
色彩は主に暗褐色。種類や体の部位によって色合いが異なるが
主に使われるのは羽根の白い部分である
●金鶏
キジ科の中でも特にきらびやかな種類で、飼い鳥として愛好者も多い
原産は中国の中部、高地に棲息する。雄の尾羽は70cmにもなる
●銀鶏
キジ科に属し、金鶏に似ている。やはり愛好者が多く広く飼われている
原産は中国の西部から南部にかけての地域で高地に棲息する
●尾長鶏
キジ科に属する愛がん用鶏
高知県が原産で江戸時代から愛がん用として品種改良が加えられ、
現在のような長い尾羽をもつようになった
長いものは8mを越すものもある
●雉(きじ)
日本固有の鳥で、雌雄で大きさ、羽色を著しく異にする
平地から低山にかけての草原、疎林に住み、一雄多雌性である
1947年日本学会で国鳥に指定され、昔から多くの人に親しまれている
●七面鳥
北アメリカが原産地
頭部からくびにかけての肉が赤から白までいろいろに変化するので
日本では七面鳥とよんでいる
羽は品種によって青色から赤味のものまである
翼は大きく強い
●フクロウ
フクロウ目フクロウ科
風切羽の周囲には綿毛が生え、大きな翼にも関わらず羽ばたき音を
和らげる効果があり、
そのため羽根が大変柔らかい
矢に用いられるとそれぞれ美しいですね
鶏などの安価な羽に、印刷で模様が出されている物も多いですが、
秀光人形工房は全て天然の美しい羽根を使っているんですよぉ〜
破魔弓飾りを選ぶ時の、一つのポイントにもなりますので、
ぜひ色々な羽根をチェックしてみてくださいね
続いては『羽子板飾り』の豆知識
≪押絵羽子板のポーズや絵柄の意味合いについて≫
羽子板は室町時代に中国から伝わってきたという説があり、
女の子のお正月の遊びとして定着するようになりました。
江戸時代に入りますと、歌舞伎舞踊を題材とした
今主流の「押絵羽子板」が登場し、装飾品として扱われるようになりました。
押絵羽子板の絵柄は、歌舞伎舞踊の名場面を押絵にしたというだけではなく、
江戸っ子独自の思い入れや、ユーモアを含んだ意味を持たせているのです。
代表的なものの歌舞伎舞踊の見どころと絵柄の意味合いをご紹介します
■道成寺
白拍子の花子が、道成寺の鐘供養に来て、寺僧に望まれて釣鐘の前で舞う
はじめは金冠をかぶり中啓をもって荘重に、
あとは笠を持ったり、羯鼓を打つなどして華麗に舞い踊る
絵柄の意味合い⇒『波乱万丈あれども、将来幸せになるように』
■浅妻
浅妻の里の舟女をモデルにした江戸時代の画家、英一蝶の絵を舞踏化したもの
月夜の海に浮かぶ舟の中で鼓を打ちながら美しい白拍子姿で舞う
絵柄の意味合い⇒『情緒豊かに育ち、幸せな日々を送るように』
■汐汲
都に帰っていった在原行平を思い慕う海女の松風
海の水を汲む桶を肩にかけて踊る
絵柄の意味合い⇒『幸せを汲み、良き縁を作るように』
■藤娘
一面に咲き誇る藤の花、その精かと思われるような美しい娘が、藤の小枝をかざしながら姿をあらわす
やがて恋心のさまざまを踊りつづける
絵柄の意味合い⇒『行儀のよい子になり、良縁に恵まれるように』
■まり飾り
女の子の初正月を祝う羽子板に添えられる錦糸で彩られた飾り鞠は、
ただ華やかさを増すためではなく、
『丸く健やかに美しく育つように』という意味合いの願いが込められている
それぞれ顔や体の向きが違いますが、右左に特に意味はなく、
歌舞伎のワンシーンを表現しているので、言うなれば踊りの「決めポーズ」なんです
役者さんによっては左向きでポーズ、または右向きでポーズ
このような理由で向きが違うものが作られているのです!
職人が心を込めて作り上げている『破魔弓飾り』『羽子板飾り』。
パーツや色合いによって、それぞれの個性がありますね。
いくつか覚えておくと選び易くなると思いますので
少しでもご参考になれば嬉しいです
ひとつひとつ見比べていただいて、
お気に入りのお品物が見つかりますように
この記事に対するコメント