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いよいよ今年も各地で見本市開催です。

みなさんこんにちは、秀光人形工房の金子です。

いよいよ五月となってお人形業界では日本各地で見本市が行われるようになりました。
すでに2月頃から来年用のお雛様の生地屋さんの見本市は始まっているのですが、
やはり大々的に展示してたくさんの同じ業者を集めるような見本市は
五月の連休があけた後に開催となります。

今年も、例年通り静岡県の駿河雛具&雛人形見本市から始まりました。

静岡県の見本市としては、静岡県の伝統産業ともなっています「駿河雛具」を中心とした、各メーカーでの同時期個別開催となっています。

数十年ほど前までは各社持ち寄って大きなホールを借り切って行れておりましたが、今では、期間を同時期に定めて各社の自社工場や展示場などでそれぞれ今年の新作となる自慢の品や自信作を展示しています。
見てまわる方にとってはちょっと移動が大変ですけどね。(^^;)

お雛様のお道具そのものが伝統工芸となっている静岡県ですので、そこで産まれた駿河雛道具は本当に素晴らしい出来栄えと完成度を誇っています。
中にはまさに芸術としか言えない様なお道具類も有って、私たち人形業界の人であっても見入ってしまうほど素晴らしい作品を間近であれこれ見比べられるのです。
ですので、静岡の見本市は毎年とっても楽しみなんですよ(^^♪

さて、では今回の静岡の見本市ですが、全国的に雛人形五月人形もやはり小型化の影響からか小さい物の新商品が見立ちました。
中には大きめな商品アイテムを大幅に削減してしまったメーカーさんもいて、コンパクトサイズ化の波は全国的に見てもかなりの広範囲に広がってきているのがわかります。

今年もたくさんの駿河雛具を見てきましたが、コンパクトなものであっても妥協を許さないモノ造りの気迫がみなぎっていました。

すでに秀光人形工房オリジナルとなる特別に造っていただく駿河雛道具の発注を、各メーカーの職人さんたちにお願いしてきました。(^^)v
今から造り始めても、手仕上げで一つ一つ造るものばかりですので来年までに間に合わすのが大変なんです。
それだけ手間と根気が必要な造りをしているということですね!

さて、雛道具の用意は一先ず安心となりましたので、これからはメインとなるお雛人形本体を自分たちがしっかりと造っていかなければいけませんね。
あの熟練の技を駆使して出来上がった素晴らしいお雛道具たちに負けないよう、私たち工房スタッフもがんばって良いお人形を造らなくちゃ!!(*^^*)

↓画像は駿河竹細工の職人さんの作業風景です。
 一つ一つ手作業で仕上げていく伝統工芸の極みですね。

駿河竹細工
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