しめ縄もひな人形も「伝統工芸」です♪
こんにちは!いらっしゃいませー秀光人形工房の みややま です。
この時期、みなさん新年を迎える準備で大忙しだと思います。
掃除が終わるといよいよしめ飾りの出番ですね。
神社や神棚には新しく「しめ縄」が張られ、門、玄関などにはしめ飾りを飾ります。
しめ飾りは地方によって形も様々ですが最近はいろいろな形のものがあり
中でもリースタイプが人気のようですね。
最近ではあまり見かけなくなってしまった地域もありますが、年の瀬になるとしめ縄やしめ飾りを売る小屋が街角のあちこちに出来て、威勢の良い掛け声とともに買い求めるお客さんで賑わっていますよね。
そのしめ縄に使われている稲って、実は専用の稲なんですよ。
しめ縄やしめ飾りは、専用に作られた稲でなければ出来ないのです。
当工房の近くでもこの専用の稲を植えられた田んぼがあるのですが、まさに実る前に刈られて
しまうので最初はなんだか違和感がありましたけどね。
この稲を刈りこんだ後、天日で干すのですが、この干している時の藁の香りっていうのがすっごく
良い香りなんです。
新しい畳の匂いって言う感じが一番近いと思うのですが、それ以上に涼しげで濃厚な感じなんです。
なんだかとっても身体に良い雰囲気もあるんですよ。
この読売新聞で掲載された
しめ縄職人の大野さんは、当工房の近くで作業
されていらっしゃる方なんです。
たまに各地の小学校などにも出張授業や見学会を
受け入れられたりして、伝統工芸を残すように配慮
されてもいる、とっても精力的に活動している職人さん
です。
当工房も同じように伝統工芸である雛人形を地域
のみなさんに公開したり受け入れたりしていますが、
時期的なものがとっても限定されているので
あまり広くは出来ないのですよね。
大野さんはしめ縄だけでなく葛西囃しなどの伝統芸
能の継承も行っているので、一年中どこかしらで活躍
されているのでびっくりです。
これからも
伝統工芸品や芸能など、正しく継承を続けていって
いただきたいと思います。
私たち秀光人形工房も、負けないように頑張って
古き良き行事を啓蒙していきたいと思います!