お熨斗紙について♪
こんにちは、秀光人形工房の みややま です。
みなさま
贈答品を買うときに「お熨斗(のし)紙(かけ紙)はどうなさいますか?」と
聞かれることがあると思います。
当工房にもお熨斗紙についてのお問い合わせもいただきます。
今回は、お熨斗紙についてちょこっと ご紹介させていただきますね。
当工房もお節句人形というお祝いの品を扱っているお店なので
当然、お客様に 「お熨斗紙はいかがなさいますか?」とお伺いします。
するとお客様のほうから
「通常はどうするの?」とご相談を受けることも
当工房では、
「せっかくのお祝いの贈り物ですから おかけしたらいかがでしょうか」
とおすすめしてます。
お熨斗ではなくリボンを希望されるかたもいらっしゃいますが
当工房ではお節句飾りには、お熨斗とさせていただいております。
外国の方に贈るなど特別な場合はご相談ください。
詳しくはコチラもあわせてご覧ください。
【お熨斗紙とは】
お熨斗と水引(みずひき)を印刷した紙をいいます。
贈答品の上にかけたり包んだりするのに用います。
昔から品物を贈るときには、お熨斗(のし)紙をかけるのがしきたりとされています。
その、お熨斗(のし)とは何?と言われると
熨斗鮑(のしたあわび)のことなんです。
現代では「のしたあわび」といわれてもピンときませんが、
アワビは長寿をもたらす食べ物とされたため、古来より縁起物とし珍重され、
神聖視されていたことから、慶事・祝事の際の贈答品として重宝されてきました。
のし(熨斗)とは、正式には熨斗鮑(のしあわび)と呼ばれて乾燥させた
アワビの肉を薄く長く切り伸ばした物が用いられ、
打鮑(うちあわび)という別名もありました。
(真ん中の細長いもの、ここが のしたアワビです。)
水引は、慶弔の贈答の際、
包んだ和紙をとめる為の紐がルーツ
(和紙をこより、水糊で固めたので水引と呼ばれたようです)
本数や色の組合せが細かく決められていたりします。
(婚礼関係は10本。銀が左で金が右などなど…)
この熨斗鮑を包む形をモチーフに、
現在は、熨斗(のし)と水引を印刷した紙を
「熨斗紙(のし紙)」 と総称し、贈答品に用います。
お熨斗紙に書かれている水引の結び方、これにも、基本的に2種類の結び方が
有ることをご存じですか?
一般的なのがいわゆる「蝶結び」。上が輪になって、
下に垂れている結び方の水引ですね。
「蝶結び」==この結び方は
何度もくり返してよい一般的なお祝い事に使います。
もうひとつが「結びきり」と言って、「本結び」で、しっかりと結ばれていて、
端が上を向いているものです。
「結びきり」== この結び方は
結婚やお悔やみごとのように、
二度とくり返してはいけないことに使います。
お熨斗紙の表書きの書き方は
お熨斗紙の上の段には、贈り物の目的を
【御祝】 【御礼】などと中央に大きく書き入れます。
お熨斗の下の段には、誰からの贈り物かわかるように
贈り主様のお名前(お祝のお金を出す人)を書きます。
お名前はフルネームでも名字だけでも良いですが、
個人の場合はフルネームで、
個人としてでなくお家としてされる場合は名字だけをお書き入れすると良いと思います。
品物にお熨斗をつける付け方にも
「内熨斗(のし)」と「外熨斗(のし)」とあります。
品物にお熨斗紙をかけてから包装紙で包むのが「内熨斗(のし)」、
品物を包装紙で包んだ後にかけ紙をかけるのが「外熨斗(のし)」です。
お節句飾りなどの場合は「内熨斗(のし)」のほうが一般的に使われています。
秀光人形工房では、お節句飾りには「内熨斗」でお熨斗紙をつけさせていただいてます。
お熨斗も汚れずに相手様へお渡しいただけますよね♪
詳しくはコチラもあわせてご覧ください。
お役にたてましたでしょうか?
秀光人形工房にはお節句飾りの他に
可愛いぬいぐるみや季節の小物などたくさんございます
どうぞ、ご覧下さいませ〜